SD1.5・SDXL・Fluxの違い
公開: ・ 更新: ・ AIモデル辞典編集部
3つの世代をひと目で
SD 1.5
- 512px基準で動作が速い
- LoRA・Checkpointの数が圧倒的に多い
- 古いが資産が豊富で初心者向き
SDXL
- 1024px基準で高解像度・高品質
- Pony / Illustrious / NoobAI など派生が活発
- VRAMはやや多めに必要
Flux
- プロンプト追従性・表現力が高い
- SD系とは別系統(LoRA非互換)
- 必要スペックは高め
スペック比較表
| 項目 | SD 1.5 | SDXL | Flux |
|---|---|---|---|
| 標準解像度 | 512px | 1024px | 1024px〜 |
| 画質の傾向 | 標準 | 高品質 | 非常に高い |
| 動作の軽さ | ◎ 軽い | ○ 普通 | △ 重め |
| 対応モデル数 | ◎ 非常に多い | ○ 多い | △ 増加中 |
| LoRA互換 | SD1.5同士 | SDXL系同士 | Flux同士 |
系統図 — どこから派生している?
どれを選べばいい?
- まず試すなら、資産が多く軽い SD1.5 か、品質重視の SDXL
- アニメ・イラストは Illustrious / Pony(SDXL系)が人気
- 最新の表現力を求めるなら Flux(スペックに余裕があれば)
- 使いたいLoRAがある場合は、そのベースモデルに合わせてCheckpointを選ぶのが近道
目的別:どの世代を選ぶ?
- まず試したい・PCが非力 → SD1.5。動作が軽く、対応するLoRAやCheckpointの数が最も多いため、情報も見つけやすいです。
- アニメ・イラストをしっかり作りたい → SDXL系(Pony / Illustrious / NoobAI / Anima など)。派生が活発で、絵柄の選択肢が豊富です。
- 写真的な表現・指示への忠実さ重視 → Flux系。プロンプトの内容を素直に反映しやすい一方、必要なスペックは高めです。
迷ったときは、まず使いたいCheckpointを決めてから、その系統に合わせてLoRAを探すのが確実です。
世代を間違えると何が起きる?
世代(ベースモデル)が合っていないと、エラーにならずに「なんとなく変な絵」が出てくるのが厄介な点です。
| 症状 | 考えられる原因 |
|---|---|
| LoRAを入れても何も変わらない | 世代・系統が違う、またはトリガーワード未入力 |
| 全体がぼやける・崩れる | SD1.5用LoRAをSDXL系で使っている等 |
| 色が明らかにおかしい | VAEの系統違い(→ VAEとは?) |
| 解像度を上げると破綻する | SD1.5を1024pxで生成している |
よくある疑問
Q. 新しい世代ほど優れているのですか? A. 一概には言えません。SD1.5は軽さと対応モデル数、SDXLは派生の豊富さ、Fluxは表現力と、それぞれ強みが違います。目的とPCスペックで選ぶのが実際的です。
Q. 同じ世代なら必ずLoRAは動きますか? A. いいえ。同じSDXLでも Pony と Illustrious のように学習が大きく異なる系統があり、互換しないことがあります(→ 4系統の違い)。
Q. 世代が違うモデル同士をマージできますか? A. 基本的にできません。また、マージの可否はモデルのライセンス条件にも関わります。本家の表示をご確認ください。