初心者向け

VAEとは?役割と入れ方

公開: ・ 更新: ・ AIモデル辞典編集部

結論:VAE は、生成された内部データを実際の画像に変換する部品です。多くのCheckpointはVAEを内蔵しているので通常は意識不要ですが、「色があせる・グレーっぽい・彩度が低い」ときの原因になることがあります。

VAEの役割

画像生成は、内部的には「潜在空間」と呼ばれる圧縮されたデータ上で進みます。それを最終的に目に見える画像へ復元するのがVAEです。

プロンプト
生成処理潜在空間
VAE画像に変換
完成画像

VAEが変わると、同じ設定でも色味やコントラストが変わります。構図やキャラが変わるわけではありません。

内蔵VAEと外部VAE

通常

VAE内蔵Checkpoint

  • 多くの配布モデルはVAEを含む
  • そのまま使えばよい
  • 設定は「自動」でOK
必要時

外部VAEを足す

  • 内蔵していないモデルで使う
  • 色味を意図的に変えたいとき
  • 配布ページで推奨VAEが指定されているとき

置き場所

ツール 置き場所
ComfyUI models/vae
Stable Diffusion WebUI models/VAE

ComfyUIでは Load VAE ノードを追加し、VAE Decode に繋ぎます。WebUIでは設定からVAEを選択します。

色が変・あせるときの対処

  1. まず配布ページに推奨VAEの指定がないかを確認する
  2. VAE設定を「自動 / 内蔵」に戻してみる
  3. 系統違いのVAEを当てていないか確認する(SD1.5用とSDXL用は別物)
  4. それでも改善しないときは、VAEではなくプロンプトやサンプラー設定を疑う
SD1.5用のVAEをSDXL系に使うといった系統違いは、色が壊れる典型的な原因です。ベースモデルの系統を揃えてください(→ 互換性マトリクス)。

選び方

基本は「モデルの配布ページが推奨しているものを使う」で十分です。指定がなければ内蔵VAEのままで問題ありません。VAEを差し替えるのは、色味を追い込みたい上級者向けの調整と考えてください。

当サイトのモデル一覧(VAE)から、公開されているVAEを種別で絞り込めます。ライセンスはVAEにも設定されているため、商用利用時はCheckpoint・LoRAと同様に確認してください(最終確認は本家で)。

まとめ
  • VAEは潜在データを画像に変換する部品。色味に効く
  • 多くのCheckpointは内蔵。通常は意識不要
  • 色あせ・くすみが出たらVAE設定と系統違いを疑う
  • 迷ったら配布ページの推奨に従う
記事内のライセンス・商用利用に関する記述は確認の目安です。最終判断は必ず各モデルの本家ページの最新情報をご確認ください。当サイトは法的助言を提供しません。