商用利用・ライセンス

クライアントワークで使う前のチェックリスト

公開: ・ 更新: ・ AIモデル辞典編集部

結論:クライアントワークでは、「自分が使えるか」ではなく「納品先が使えるか」まで確認する必要があります。個人利用より一段厳しい基準で見てください。
当サイトは公開情報を日本語で整理するもので、法的助言は行いません。契約・権利関係の判断は、必ず最新のライセンス表示を確認のうえ、必要に応じて専門家にご相談ください。

個人利用との違い

個人利用

自分が使えればよい

  • 自分の用途に対する可否だけ確認
  • 問題が起きても影響範囲は限定的
クライアントワーク

納品先の利用まで及ぶ

  • クライアントが二次利用する可能性
  • 広告・商品化など用途が広がる
  • 説明を求められることがある
  • 問題発生時の責任範囲が大きい

事前チェックリスト

① モデル側

  1. Checkpoint の「生成画像の商用利用・販売」は可か
  2. 併用する LoRA すべてについて同様に確認したか
  3. クレジット表記が必要なモデルはないか
  4. 確認した内容を日付つきで記録・保全したか

② 案件側

  1. クライアントの社内規定でAI生成物が許容されているか
  2. 納品物の用途(広告・パッケージ・Webなど)を確認したか
  3. 二次利用・改変の範囲を契約で明確にしたか
  4. AI生成であることを開示する必要があるか

③ 内容側

  1. 実在人物・既存キャラ・商標に類似していないか
  2. 競合他社を想起させる要素が入っていないか
  3. 表現が納品先の基準に沿っているか

記録しておくべきこと

トラブルの多くは「あとから説明できない」ことで大きくなります。次の情報は案件ごとに残してください。

記録項目 理由
使用したCheckpoint・LoRAの名前とバージョン 条件の再確認・説明のため
確認日と、そのときのライセンス表示 条件は変更され得るため
ファイルのハッシュ 同名の別モデルと取り違えないため
プロンプト・設定 再現・修正対応のため
モデルの特定には ハッシュ検索、生成設定の確認には PNG infoの読み方 が使えます。

社内ルールを先に決めておく

案件ごとに判断していると必ずぶれます。使ってよいモデルの条件を先に決めるのが実務的です。

  1. 「生成画像の商用利用が明示的に可」のモデルのみ使用する
  2. 形式は safetensors に限定する(→ 理由
  3. POI(実在人物)系・年齢表現に関わるモデルは使用しない
  4. 使用モデルは台帳に記録する
  5. 四半期ごとにライセンス変更を確認する(→ 変更の見方
社内向けの文面が必要な場合は 法人向けポリシー雛形 をご利用ください。用途に応じた雛形を生成できます。
まとめ
  • 「納品先が使えるか」まで確認する
  • Checkpoint と LoRA のライセンスを全部確認する
  • 使用モデル・確認日・ハッシュを記録に残す
  • 案件ごとに判断せず、社内ルールを先に決める
記事内のライセンス・商用利用に関する記述は確認の目安です。最終判断は必ず各モデルの本家ページの最新情報をご確認ください。当サイトは法的助言を提供しません。